「クリスマスの願い事【大人向け】」絵本の内容紹介

表紙 ここで紹介している本は、次のように設定しています
主人公になる方のお名前: 北島 梨奈
主人公になる方の呼び名: 梨奈ちゃん
主人公になる方の性別: 女性
主人公になる方の年齢: 23歳
住んでいるところ: 藤沢市
本の登場人物: 夏美さん、恵美さん、翔くん
贈り主の名前: 佐々木 玲子
プレゼントする日: 2012年12月24日
メッセージ(上段): 梨奈ちゃん メリークリスマス!
メッセージ(下段): みんなで楽しいクリスマスにしようね!

※赤文字は、実際の絵本には、黒字で表記されます。

写真が貼れます

梨奈ちゃん
クリスマスのねがいごと

あなたにおくる おはなしのほん


カレン・M・ヘフティ作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画

 

 

1ページ挿絵

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2ページ挿絵

北島 梨奈 さま

メリークリスマス!
これは あなたのために特別に
作られた本です。

梨奈ちゃん メリークリスマス!
みんなで楽しいクリスマスにしようね!

20121224
佐々木 玲子 より

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「今年のクリスマスプレゼントはどうしよう?」
23歳梨奈ちゃんはため息をつきました。
世の中はクリスマスムード一色。
街はうきたつような空気こ包まれています。
でも梨奈ちゃんの目下の悩みは、
夏美さんと、恵美さんと、翔くんへの
クリスマスプレゼントが
きまらないことなのです。
部屋に飾られたクリスマスツリーを
眺めながら、
梨奈ちゃん23回目のため息
をつきました。

5ページ挿絵

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6ページ挿絵

幼い頃、クリスマスの朝には、
プレゼントがいつも枕元に
置かれていました。
もう梨奈ちゃんは、もう自分でプレぜントを
探しにいかなければならないのです。
『電話一本、30分でお届け』してくれる、
ピザ屋みたいなサンタクロースは
いないかなあ。
プレゼントのことを考えすぎて、
梨奈ちゃんの頭はオーバーヒート気味!
そのときでした。
郵便受けがコトリ、と小さな音を
たてたのは。

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郵便受けをのぞくと、見慣れない模様を
あしらった、一通の手紙が入っていました。
そこには消印も、藤沢市
梨奈ちゃんの住所もありません。
ただ、『北島梨奈様』という文字が
あるだけです。
封を切った梨奈ちゃんは驚きました。
そこには、こんな文章があったのです。
北島梨奈
わしはサンタクロース。
クリスマスももうすぐじゃが、
いかがお過ごしかな。
サンタクロース??
梨奈ちゃんの頭はいっきに
真っ白になりました。

9ページ挿絵

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10ページ挿絵

サンタクロースの国は今、
クリスマスプレゼントの準備で大忙しじゃ。
なにしろ、世界中へプレゼントを
運ぶんじゃからな。
梨奈ちゃんはどんなプレゼントを
お望みかな。
サンタクロースの国、
特製クッキーはどうじゃ。

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もみの樹の形をしていて、
それはそれはおいしいクッキーじゃよ。
梨奈ちゃんはやっぱりそうかと思いました。
これは最近、近所にできたケーキ屋の、
ダイレクトメールに違いありません。
でも手紙の文章はまだまだ続きます。
プレゼントの用意ができると、
こんどはトナカイたちの準備を
しなきゃならん。
金の鈴が付いたひもを、一頭一頭
つけていくんじゃ。
これがあの有名な
「ジングルベル」という曲になるんじゃよ。

13ページ挿絵

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14ページ挿絵

梨奈ちゃんは、信じられない、と思いました。
サンタクロースなんて架空の人物で
そんな話はとっくに卒業したはずなのに・・・
でも手紙には・・・
サンタクロースなんているもんか、
と、思っておるのじゃろう。
サンタクロースを見たかったら、
クリスマスイブにサンタクロースの国に
くるとよい。
世界中の国々に飛び立つサンタクロースの
そりを、 一般公開しておる。

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梨奈ちゃんは、またわからなくなりました。
どうやらこれはケーキ屋どころでは
なさそうです。
もしかするとフライドチキンの
店かもしれない!?
梨奈ちゃんの脳裏に、小太りで、
めがねをかけ、いつもニコニコして
街角に立っている、
とあるおじいさんの姿がうかびました。
わしはみんなの視線を浴びながら
そりに乗り込む。
まるでスターになったきぶんじゃ。
あたりは大騒ぎさ。
みんなの寝顔を見るのもいいが、
幸せそうな笑顔を見るのは、
もっと良いもんじゃよ。

17ページ挿絵

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18ページ挿絵

梨奈ちゃんはちょっとばかり
想像してみました。
もし自分がサンタクロースの国に行けたら!
なんてわくわくする光景なのでしょう。
そうかこれは旅行会社の
パンフレットなんだ!?
「冬休みはスキーをかねて
サンタクロースの国へ!!」
こんなキャッチコピーがうかびました。
みんなわしに手をふってくれておる。
いよいよ出発じゃ。忘れ物はないかな?

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それからわしは、トナカイたちに、
「さあ、行こう!」と声をかける。
するとそりはあっというまに空の上。
空気は冷たいが、とてもよい気持ちじゃ。
いちど乗せてやりたいくらいじゃよ。
この手紙は航空会社の
パンフレットかもしれない!?
梨奈ちゃんは考えました。
北欧の空を遊覧飛行する会社なのです。
でも、梨奈ちゃんは高いところは
ちょっと苦手です。

21ページ挿絵

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22ページ挿絵

めざす家に到着すると、さあ仕事じゃ。
エントツから、といいたいところじゃが、
近頃はエントツのない家が
多いから大変じゃ。
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、
すぐ次の子の家にいかなきゃならん。
プレゼントのリストは、
子供たちの名前でいっぱいじゃ。
こんどは警備会社のパンフレットかな?
梨奈ちゃんは思いました。
『サンタクロースも入れない防犯装置』じゃ、
サンタクロースがかわいそうです。

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目のまわるような夜を過して、
クリスマスの朝に帰ってくるころは、
もうへとへとじゃが気分はそう快じゃ。
この一夜のために、
1年を過しておるからな。
わしは妻に子供たちの様子を話してやる。
あの子は今年もいい子にしておったよ、
というと、妻はとても嬉そうじゃ。
そうそう、わしは梨奈ちゃんの、
子供のときの 寝顔を見たことも
あるんじゃよ。
結婚案内のパンフレットだったのか、
梨奈ちゃんは思いました。
でもサンタクロースにもおくさんがいるなんて

25ページ挿絵

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26ページ挿絵

クリスマスの前には、
たくさんのおもちゃを作る仕事が
わしを待っておる。
家では、一日中にぎやかな
音がしているが、
それはおもちゃを作る音なんじゃ。
こんどは隣町にできた
大きなおもちゃやさんかな?
梨奈ちゃんは考えました。
そして子供のころ、目が覚めると、
きまって枕元に置かれていた
プレゼントのことを思いうかべました。
昨夜までなかったおもちゃが、
朝そこにあるのは、
とても不思議で、魔法のようでした。

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梨奈ちゃん
おまえさんはもうおもちゃで
遊ぶ子供ではないが、
今回のクリスマスには、
特別にプレゼントをあげることにしょう。
はてさて、何だと思うかね?
この手紙を最後まで
読んでくれればわかるが、
それはまだ秘密じゃ。

29ページ挿絵

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30ページ挿絵

そろそろたくさんのプレゼントが、
きれいに包まれて、いろんな国に
旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは
ただおもちゃを包んでいるだけではないぞ。
その中には、 夢だの、希望だの、
感謝だの、愛情だのといった
気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に
受取ることになるんじゃ。
もちろん、梨奈ちゃん
夏美さんと、恵美さんと、翔くんへの
プレゼントにも入っておるとも。

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さあ、いよいよ出発じゃ。
わしはおなじみの赤い服を着る。
北極の空の凍るような寒さも
気にならんような、
完全防寒仕様じゃ。
プレゼントをつめた大きな袋をソリに乗せ、
たくさんの子供たちに会えるのも
もうすぐじゃ。
外はもう、しんしんと雪がふっておる。
梨奈ちゃん、おまえさんへのプレゼントは、
佐々木 玲子にあずけておいた。
ま、楽しみにしておれ。

33ページ挿絵

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33

34ページ挿絵

わしは空をひとっ飛び。
ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、
アジア、そして
藤沢市にもプレゼントを届けにいくぞ。
プレゼントを待っとる子供たちは世界中に
おるからな。 そうじゃ、忘れておった。
わしがこんな手紙を書いたのは、
理由がある。
プレゼントが無事おまえさんへ届くには、
ひとつ条件があるからなんじゃ。
それはクリスマスの朝に、
ひと言こういえばよい。
つけくわえるなら、できるだけ明るく、
楽しくやってくれ。
梨奈ちゃんは、いそいで最後の紙を
めくりました。 そこには・・・

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「メリークリスマス!」
梨奈ちゃんは、
夏美さん恵美さん翔くんへの
プレゼントを選びにコートをはおると、
楽しそうに出かけて行きました。
ポケットには、
サンタクロースからの
手紙が入っています・・・

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背表紙

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